寄 2005

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世界に生息する マガンの6割が この季節 北の国の
小さな小さな沼に引き寄せられる
現在40000羽 昨年のピークには67000羽が立ち寄った

午後5時を過ぎるとドラマが幕を開けた
東の空から

北の空からも やってくる やってくる
この写真に写っているのは約25羽

小さく見えますが マガンが羽根を広げると
1メートル30センチ けっこう大きな鳥なんです

南東方向からも大群が来ました 是非クリックして拡大してみて下さい
右の列はいったいどこまで続いて 何羽いるのでしょう

そうこうしている内に 西の空が染まってきました
ドラマの役者は そろいました

こらから 似たような写真ばかりです(笑)
先ほどのような大群が次々に降り立ちます 湖面の影に注目して下さい

日がだいぶん湖面に近づいてきました
ドラマはまだまだ続きます

よく見ると水面に降りるときに
マガンは アクロバット飛行みたいに キリモミして急降下します

この沼には同時に白鳥も5000羽立ち寄っていますが
脇役にしか過ぎないのです

さらに 日が沈んできました
湖面が 影で埋め尽くされてきました

では 湖面をズームアップしてみましょう
マガン船団の陰影がはっきり見えるでしょ

作家 倉本聡が 語っていた
マガンの遺伝子の中に 宮島沼がインプットされているのではないかと

何年か前は カモの絶好の狩猟場でした
鳥獣保護区に指定され ラムサール条約湿原に指定され
それを 判っていたかのように戻り始めました

そろそろ 日も沈もうとしています
今回も 私の一方的な自然のドラマにおつき合いありがとうございました

白鳥・カモ類は 苫小牧市のウトナイ湖から上陸を初め
美々川沿いに北上 千歳川に入ってさらに北上
石狩川から北東に進路を変え
美唄市宮島沼に一ヶ月間かけて移動しながら寄留
たらふく北海道の美味しい餌と美味しい空気を味わって
5月の連休前後にシベリアへ旅立ちます

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