富　2005

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五年越しの夢を叶えに　再びサロベツに向かった
利尻富士をバックにエゾカンゾウを撮したい
サンデーアマチュァカメラビギナーは仕事後天塩に走った

3時に起きて　身繕いをして天塩川を渡る
朝靄の中に利尻富士がかすんで見える

3時50分朝靄がうっすらと化粧を始めた

午前4時　静かに幕は上がり始めた

幌延ビジターセンターに向かう
利尻富士はまだ　かすんだまま

湿原の目覚めは幻想的だ

太陽の光で　時には
黄金色に輝く！環境という宝物の輝きだ！

ビジターセンター奥にはいる
エゾカンゾウが出迎えてくれた

カキツバタが　黄金の光を眺めていた

キマユツメナガセキレイが大歓迎してくれた
黄金の光を浴びて黄色がさらに栄えている

コウホネも色鮮やかに栄え
黄金の太陽光を受け　葉っぱも黄金色の恩恵を受けている

トキソウが朝露を
美味しそうに飲んでいる

ワタスゲも笑顔いっぱいで
出迎えてくれた

直径5ミリほどの　ツルコケモモは
恥ずかしがってこっちを向いてくれない

沼の向こうから　利尻富士のささやきが聞こえた
キッカーさんそろそろ　会いにおいでよ

国道に戻ると　だいぶん朝靄が取れて来ている
稚内方向に青空が見える！行こう！

まさか　こんな風景が撮せるとは思っていなかった
道路の反対側では　朝早くから牧草のシート掛けをしていた

稚内に近づくに連れて　薄雲が広がり始めた
でも　ハマナスたちが応援してくれるという

あと30分で良い！何とか持って欲しい
咲稚内の　コウホネの家を目指す

夢　それはいつか叶う
たとえ幾とせかかろうと

ようやく　サロベツの自然が　私に心を開いてくれた
ありがとう　大地のたくましさに　改めてお礼をした

自然の富を守ろう　自然の偉大さを知ろう
気が付いたときにはすでに手遅れ・・・
自然の治癒力は私たちの想像を超える
私たちも一歩一歩勉強しよう　自然との共存
正に　「愛は地球を救う」